犬服屋Beautiful Life with DOGの看板犬、あめあゆのんの、ごくたまにしか更新されないブログ。(・ω・っ)З
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のん姉、地獄の淵から生還す
今日のエントリは備忘録も兼ねており、とてつもなく長いので、それでもどうしても読みたい、という方だけお読みください。




こちら、昨日ののん姉です。




こちらは、二年前にハチ公没後八〇周年を記念して建てられたハチ公と上野博士像です。ハチ公が90年ぶりに上野教授に会えたと話題になり、いつか見に行けたらいいなーとは思っていましたが、まさかのん姉の無事を祈って「お参り」するハメになろうとは。




上野博士のアップはちょっと怖かったです。


そうですここは、東京大学附属動物医療センターです。
14歳のお誕生日目前でお空に帰った弟ぷっぷが若かりし頃お世話になった時によく写真を見ていたので、なんだか初めて来た気がしません。
そして、あの時のぷっぷ同様、ここに来たということは、「とてつもなくヤバイ状況」であることを意味しています。
話は15日(火曜日)の夕刻に遡ります。
主に飼い主の怠慢により歯抜けばあさんになってしまった都合上、カリカリフードを毎食ふやかしてからあげなければならなくなり、キッチンでその準備をしていたら、リビングの方からヘンな音が聞こえました。どんな音だったかは覚えていません。もしかしたら電波、あるいは波動だった可能性も否定できません。

走ってリビングに戻ると、のん姉が「転んで」いました。
正確には、手前には嘔吐(空腹時に出す胃液だけでしたが、結構多量でした)の形跡があり、その先でのん姉が転ぶ瞬間を目撃しました。のん姉は大慌てで、バタバタと自力で立ち上がりました。
足腰が弱っても何時間でも歩きたがった晩年のあめ母さんがドッタンバッタン転ぶシーンは何度も見ましたが、そうでない犬が平坦な場所を歩いていていきなり転ぶ場面は初めてで、無力にも茫然と見守っていましたら、立ち上がったのん姉はしばらく固まっていて、固まったままフンフンをしました。「出ちゃった」感じでした。
ふやかし終わったゴハン+クタクタに煮込んだお肉も普通に食べ、先ほど見た光景は夢幻だった、ということにしたいところでしたが、やっぱりその後もずっと変です。意識はしっかりしているのだがちょっとぐったりしています。じっくり観察していると、ケホケホッと小さいけどヘンな咳をしていることにも気づきました。多頭飼いでなければ気づけなかったかもしれませんが、あゆあゆと比べると明らかに呼吸数が多く、「息苦しいんだな」とわかりました。

これはエライコトになったと思いました。

全部書くと3日かかるのでごっそり省略しますが、のん姉には14歳なりかそれ以上の故障が体のあちこちにあります。しょっちゅうあっちを検査しこっちを検査して、不具合が見つかる度に出来得る限りの対処をして、今のところ全ての病気が投薬でコントロール下にあるものの、いつ対処できない何かが起こっても不思議ではないと、ある種の覚悟をしていました。最悪のシナリオは「3年前に切除した肥満細胞腫が手術できない場所に再発・転移する」で、事実、月曜日のシャンプーの時に、背中にまた出来ちゃったポッチの組織を検査に出していただいたばかりでした。ついに来たかと思いました。

翌朝一で、かかりつけのH動物病院に担ぎ込んで一部始終を話し、血液検査とレントゲンをお願いしました。神妙な顔で戻って来られた先生に「ちょっとこれは大変かもしれない」と見せられた胸のレントゲンは、


真っ白でした。


4月に年に一度の春の検診で撮ったレントゲンと比べると、ご説明いただくまでもないくらい明らかなのです。先生の「一日でも早い方が良い、大きな病院で精密検査しましょう」というご判断にも一切の迷いがなく、その場で予約のお電話をしてくださいました。そりゃあ4カ月前全く異常が無かった肺が一気にこんなに白くなった原因が『肺がん』だった場合、猶予無いですよね。

で、運よく「明後日の9時半」に予約が取れた東大病院に、8時15分に着いちゃった、のが↑の写真なわけです。
能天気に記念撮影なんかしちゃって、と思われるでしょうが、この時点までにアタクシがどんだけ平常心を失っていたかというと、前日の夜、紅茶を作ろうとして電気ケトルで沸騰させたばかりのお湯を、自分の左手で自分の右手にドバーーーッとぶっかけるなどしておりました。(厚いのは面の皮だけかと思ったら手の皮もかなりの厚さだったらしく、急いで冷やして無傷です)

午前中は「検査ができるかどうかの検査」に費やされました。その場にいる全員が『肺がん』を疑っているので、CT、及び、肺に直接針を刺して組織を採る針生検まで視野に入れています。二日前の血液検査の結果よりだいぶ数字が良くなっていて、CTまでは問題ないであろう、それ以上の検査についてはその場の主治医の判断にお任せ、ということになりました。

そこから検査の終わったのん姉がシッポをプリプリさせながら出てくるまで実に4時間を要したのですが、まー長かったこと。あんまり長いので本でも読もうと生協に行ったら、弥生キャンパスの生協の書棚にはアタクシが理解可能な日本語で書かれた書籍は『CASA BRUTUS 椅子選び』しか存在せず、生協の職員さんに「あのうこの辺に普通の書店は?」と伺ったところ、「この辺で一番大きな普通の書店」として紹介されたのが本郷キャンパスの生協、というオチでした。
安田講堂の向こうまでテクテク歩いてたどり着いた本郷書店部は、「普通の書店」にしては何かが足りないと思ったら「コミック」と「雑誌」が極端に少ない格調高い書店で、犬を留守番させたくないという理由でめっきり本屋さんに行く機会がなくなっていたアタクシは、逆に犬を待つ身になって久しぶりに好きなだけ本を眺める時間を過ごさせていただきました。



本を買いに行ったのに本棚を見渡す方が楽しくなっちゃって1時間くらいウロウロしていたんですけど、何も買わずに帰るもの如何なものかと思って前から読みたかったこれを買いました。結局何度読もうとしても1行も頭に入って来ませんでしたけどね。(´・ω・`)



さて、大変お待たせいたしました。検査結果の発表です。

検査はCTのみでした。針生検を行わなかったのは「CTの画像を見た結果、針生検のリスクが高い割に肺がんである可能性が低かったから」だそうです。腫瘍と断定できるものは見当たらない、今見えていないだけで今後ガン化する可能性はゼロではないが、高い確率で「肺炎」、しかも感染症などではなく誤嚥性肺炎であろう、とのことでした。転ぶ寸前に胃液を大量に吐いていましたが、その時に肺に入ってしまったのではないか、と。抗生剤を服用して1カ月後、また診察していただくことになりました。


のん姉、見事地獄の淵から生還す。(´;ω;`)




こちらがのん姉の輪切りになります。
「肺炎」と判って急に記念撮影する余裕を出す現金なアタクシ。

CTは鼻の先からシッポの付け根まで贅沢に撮影されておりました。その結果判ったことが他にもありました。

(1)右耳が中耳炎
実はアタクシが肺がんと同じくらいおびえていた脳腫瘍が、同時に否定されました。脳はCTでは写りにくいが、CTを見る限り脳に異常があるようには見えないこと、脳腫瘍を疑わせた症状(右耳が傾く)は、中耳炎の影響で説明がつくそうです。肺炎の治療に出す抗生剤でこれも治療できるだろうとのこと。

(2)胆石がやっぱり悪い
胆石があるのはわかっていましたが、石が胆道にまで2個、出ちゃってるそうです。今のところ詰まってはいないそうですが、万一詰まるようなことがあったら即手術になる、と。

(3)副腎が大きめ
これも、クッシング症候群があるので仕方ないというか、理に適った結果が出ております。定期的に検査して、お薬の量を調節していくしかありますまい。

(4)尿管の壁が厚い
は?って感じですが、CTの終点みたいなところまでしっかり見てくださった結果、シイシイの出口の壁が「ほんのちょっと厚い」ことが判明いたしました。「尿を抜いた」と伺っていたので意識の無い間のおもらし防止かしらと思っていたのですが、尿の検査と同時に組織を採って「東大で最近始めた遺伝子検査」に回してくださったそうです。悪性だとしても超初期なので、不安に思う必要はないとのこと。


最後にもう一つ、アタクシがどれだけ狼狽えていたかを示すエピソードといたしましては、なんと「禁煙しよう」と思いつきました。計算が合わないかもしれませんけどたばこを本格的に吸い始めて31年以上、ただの一度も考えたことがなかった禁煙を、コトもあろうにこのアタクシが「願掛け」の為に、しかも家にたばこまだいっぱい残っているのに、ですよ。狂ってましたね完全に。
まー多分、1週間後には元通り吸ってると思いますけど。(´・ω・`)





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